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僕の愚痴
最近考えていることを何かの形にしたくて、でも中々形にならなくて
まごまごしていた所に例の(かわいそうな)彼女が来たので何気なく愚痴ってみました。





僕:「漫画読みながらでいいんだけどさ、最近僕は2個ほど
うらやましいことがあったんですよ。聞いてくださいな。」

彼女は絶望先生を読みながら頷きました。
僕:「ちょっと前かな。高田馬場駅でとある参議院選挙の候補者が演説してたのさ。
個人的にはすごく注目していて、もちろん今日も投票したよ。
何が気に入ったかというと、具体的な政策・展望が一つも言わず、それでいながら
自分が政治を行ったらあらゆる問題は解決されていい世の中になるからだと
言ってるからなんだよね。多分自分でも信じているんだと思う。
なんというか、私利私欲みたいなものを感じないんだね。」
彼女は聞いているような聞いていないような、不思議な表情で漫画を読んでました。

僕:「その自信?本当に世の中を良くしたいんだと言う信念を見たときに
僕は物凄くうらやましくなっちゃってね。無垢な心を持ち続けると言うのは
すごく難しいと思うんだ。その心を惜しげもなく振るっている彼は、
ともすれば狂信者と言ってもいいかもしれない。多分万が一政治の世界に
入ったとしても愛憎渦巻く世界に絶望して何も出来ないと思うんだけど
一票投じてみたんだ。」

うん、オチはないの?と言う表情でこっち見てたので
僕:「ゴメン。オチはないです。ただ、うらやましかっただけです。」
そう。珍しいね。とつぶやきながら漫画に目を落としました。

何が珍しいのかなと思いながら僕は話しを続けてみました。
僕:「もうひとつは、昨日旧友から連絡が来て少し飲んだんです。
彼はどうもプチ修羅場を体験して打ちひしがれながら花火大会を見たらしいよ。
知り合った女の子が好きで好きで、でも修羅場って駄目になって、
忘れられないんだと言ってたけど、その情熱がすごくまぶしくてね。
でもそういうのって女性の視点から見るとちょっとキモいんじゃないかなと。
どうでしょ?」

うーんと唸りながら、どうだろね、よく分からないよ。と言う表情が読み取れたので
僕:「そう。ただ僕はうらやましくなったんだ。彼はきっと新しい女の子をみつけて
情熱を傾けるんだろうな。今はネガティブだけど、きっとポジティブになるはずさ。
僕は基本的にはポジティブシンキングだけど体が動かないからさ。
考えることしか出来ない人間からしてみれば、すごくうらやましい。」

僕:「またオチはないよ。たまにはいいじゃないですか。
僕だって何の答えも要らないただの会話をしたいときもあるんですよ。
姉さんはあまりしゃべらないけど、何か想うことがあったら
何でも話してください。聞くのはすごく得意ですぜ。
あー、そういえば、最近見に覚えのないコーヒーセットが戸棚の中にあるんですけど
いつの間に置いたんすか?その他色々見知らぬ生活用品が増えたんすけど。
長く居座る気マンマンですね。」

とりあえず置いておくだけでいいからさ。よろしくね。と
ちょっと微笑みながらポツリと言われた。
僕の家は一人で住むには少し広すぎる感じがあるけど、愚痴を聞いてくれるお客が
来てくれるなら丁度いいかもね。
by nord-ost | 2007-07-29 21:39 | 妄想劇場
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